【Movement Yogaとは?】
世界14カ国10カ所で身体の探究をしてきたスポーツトレーナーKouが考案したヨガスタイルです。
ヨガ・ピラティス・コンテンポラリーダンス・ムーブメント・身体操作トレーニングなど、
あらゆる要素を統合した包括的なワークになります。
Movement Yogaは以下の原則から成り立ちます。
「External force」外力
外力とは物体の外から働く力のこと。
この外力を感知し、活用する方法を動きの中で学びます。
この外力を感知し活用する能力の向上により、姿勢・歩行が楽に行える身体になります。
「Play」遊び
遊びの中で身体は育まれます。
管理された動きの反復ではなく、動くことを遊びと捉えます。
それによりリラックスして動きを楽しむことでき、自由で多様な身体性を得ることが可能となります。
「sense」感覚
姿勢や動きは筋肉が決める前に、脳と感覚によって制御されています。
外敵刺激を感覚と脳が感知し、実行器である筋肉が姿勢や動きを作ります。
この感覚運動神経系に異常がでてしまうと、処理がうまくいかず動きのエラーにつながります。
よって、筋骨格だけではなく運動を構成する感覚器からも動きを捉え、より包括的に練習を行います。
「Control」制御
動きのエラーを発見し、緻密に制御します。
なぜなら制御できない動きは緊張を誘発し、身体に負担をかけ破綻させるからです。
このプロセスを踏むことにより健康的に動きを追求することができます。
「Ground」地面
地面に触れ、移動することによって、体幹から動くという学習ができます。
体幹からの動きの学習は身体をしなやかにして、より健全な方向へ導きます。
身体と地面の相互作用を思いだすことは、子供の頃の自由だった身体と心を取り戻すことに繋がるでしょう。
「Suppleness」補給
柔軟性・可動性・筋力の追求ではなく、しなやかな身体と心を目指します。
しなやかな身体とは、○○ができるなどではなく、
どんな環境にも対応できる開かれた身体のことです。
刻一刻と変化している世界に対応するためには、あらゆる動きを練習(補給)すること。
あらゆる動きを練習し、どのような環境になっても対応できる身体を作ります。
「Flow」流れ
あらゆる要素を統合し、一つの流れにして練習を行います。
具体的には、kinetic chainを意識した合理的な関節運動を行いながら、神経・筋肉の多様性を増やします。
目的は、
①楽に生きられる身体と心をつくること
②身体の動きを追求すること
③ヒトを理解すること
日常生活で緊張してしまっている身体は神経・筋肉の多様性がなくなっている状態です。
これに対して、できないことを練習して動きの多様性を作ることで、神経・筋肉の多様性を獲得していきます。結果、身体は楽になり、動きを能動的に楽しめるようになるでしょう。
その過程で、自己発見・進化を繰り返します。
自己発見・進化の繰り返しは他人を理解する神経回路の働きを良くし、
自分だけの理解だけではなく、他人への理解を深くします。
それはヒトを理解することにつながります。
ヒトを理解する過程は、
とても楽しくワクワクするものです。
そのワクワクを共有できたらと思います。
Move and Play.