活力は自分の日常生活のなかの規律によって左右されると、
ヨガでは捉えます。
ヨガ・スートラというヨガの古典書には、
「ヨガというのは他のなにでもない規律である」という一文があります。
ヨガ的な規律を保つことで、1日だけではなく、人生において活力を保って生きることができると言っています。
ヨガ的な規律とは、ヤマ・ニヤマ。
自分以外のすべての存在に敬意を表すこと。
活力は体だけではなく、心の状態にも左右されます。
身体が整っていればいいと思う方はたくさんいらっしゃるのですが、
身体が整っているのに、心の不調を抱えている方がいらっしゃいます。
心の不調とは、意識できるものもあれば、
意識できないものもあります。
他人のことを許容できない、イライラする、緊張して手が震える、
すぐに文句を言いたくなる・・・。などは意識できないものですね。
まさか自分ではこれが心の不調につながるとは夢にも思わないわけです。
ヨガの実践というのはあらゆる面において100パーセントの活力を得るためのものとされています。
であるならば、
ヨガ的な規律であるヤマ・二ヤマの理解はヨガを実践する上では必要ということになります、
目の前にうつるものだけではなく、
目には見えないものを大切にするその行為こそがヨガということですね。
僕自身、忘れてしまうことなので、大切にしたい考えです。