Kouです。
コロナの影響が9月になっても続きそうですね。
Rireは定員数を減らし、消毒を完璧に行い、
いつか暖かい春が来るように、長い冬を過ごしていきます。
少し、僕の話をさせてください。
僕は、元ダンサーでした。
世界10カ国をボヘミアンのように移動しながら踊っていました。
中国、韓国、ドイツ、ブルガリア、ロシア、フランス、アメリカ、シンガポール、ジャマイカ、ポルトガル・・・。
海外招聘で国から呼ばれていたので、
このままやっていけば、まぁ大丈夫だろうなぁと思っていました。
でも、ある日、朝起きたら起き上がれなくなったんです。
理由は股関節と首の大怪我でした。
目の前が真っ白になりました。僕の全ては踊りでした。全てを失いました。
血の涙を流しながら長い期間をかけてつちかってきた身体。仕事。人生。
そのどれもが一瞬で消えるんだなと。人生の儚さを感じました。
僕のトレーナー人生は、ここから始まりました。
僕みたいな人をつくりたくない。その一心でした。
ドクターに治らないと言われたので、自分で勉強して治してやろうと思って、猛勉強しました。
結果、Rireのみなさんはご存知かと思いますが、
かなり自由に動けるようになりました。もちろん現役時代には及びませんが・・・。
それでも自由に動けるようになったこの身体が愛おしくてたまりません。
そんな経験をした僕だから言えることがあります。
それは、いろいろなものを失ったとしてもやりなおせるということ。
どんな環境であろうと、前向きになれる心根があれば、
人生は楽しくなるということ。
ヨガはそのような心根をつくる技法でもあります。
なので、僕は身体を勉強するときヨガを選びませんでした。
ヨガは、心を勉強するために選びました。
僕はいつもお話ししていますが、ヨガは心を変える技法です。
その手段として、ポーズがあります。
ポーズのなかで内観して、自分を知る結果、身体がよくなるという生理学的作用があります。
ここを理解していないとヨガはエゴを助長する毒薬になることもあります。
ヨガは寛容になる技術でもあります。
寛容になることにより、ストレスが減り、内分泌系が整い、内臓の調子がよくなり、結果、
筋肉の状態もよくなっていくという技術です。
Rireにいらっしゃるみなさんには、
そのようなヨガをお届けしたいと思っています。
なぜなら、それが本来のヨガ効果だから・・・。
The greatest problem in the world today is intolerance. Everyone is so intolerant of each other.
(今日の世界における最大の問題は不寛容だ。誰もが互いを我慢できない